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父と子の往復書簡・4日目

時計 2007/05/28

拝啓

そちらはそろそろ梅雨に入るかと思います。
お父さん、お元気ですか。
滞納していた携帯電話の使用料、ちゃんと支払いましたか。
家賃払いに行って大家さんにお説教されたりしていませんか。

さて、前のお手紙で男3女1になってると書きましたが、ちょっと状況が変わってきました。
もうお二人、女性の方が同行してくださることになっていました。
いつも一緒というわけではありませんが、これには心強いです。
おひとりは明るい郵便屋さんで、これから私のお手紙はこの方にお願いしようかと思っています。
もうおひとりは、その、水着みたいなお洋服の方で、あんなに肌が出てるのにどうして虫に刺されないのかなと不思議です。

それでも、どうしても鬼城さんの同行者さん(隼人さんとおっしゃるそうです)には近付けませんが、どうにか?うまくやっているような気はします。
私の気のせいかもしれませんけど。

なので、心配しないでください。
大丈夫、零はがんばれます。
この島で絶対宝玉見つけて帰るからね。

あ、そうそう。
授業をやっている先生みたいな方を見つけました。
地霊がなんとかと言ってたけど、本当に先生っぽいから普通の授業もしてくれるよね。
学校行けない分はここで取り戻そうと思います。
学生の本分は勉強だもん。
来年は桜の花を咲かせたいです。

では、またお手紙します。

敬具


追伸:
シス単送ってください。
それと、そろそろ携帯のメールの使い方覚えてください。
そっちのほうが早いです。

続き
* * *


零へ

無事なようで安心しました。
でも、油断だけはしないでください。
夜は一人になっちゃダメだよ。
何かあったらすぐ警察に電話するんだよ。
「火事だ!」って叫べば誰かきてくれるからね。

シス単と一緒に防犯ブザーも入れておきます。
いつも身につけておいてください。

父より


追伸:
メールは苦手です。