「まったく、この忙しい時に厘子はどこ行ったんだ」
「病院行くって言ってましたよ」
「は?」
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PL記録帳
「まったく、この忙しい時に厘子はどこ行ったんだ」
「病院行くって言ってましたよ」
「は?」
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「心の発見および確保、ありがとうございますッ!!とってもとっても感謝しておりますよ!えぇ!!そりゃぁもう!!」
欠片も感謝してねぇだろう、この野郎。
言い捨てて見返した先には虚空しかなかった。
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古来より我が国を守る五つの家系があった。
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幸か不幸か。
「というわけで、そこがラブのはじまりだったんでつ!」
零のことをよく知っている人物が島に残っていた。
幸は、この人物が零と極めて仲が良かったこと。
不幸は、いまひとつ話が要領を得ない点である。
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送ったメールが無事届いたと電話があった。
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手の中には、零から引き継いだ煤けた招待状。
これが島に入る切符。天国、あるいは地獄への鍵。