端が破けたメモ帳がある…
四日目
命の危機だった。
それだけしか言えない。
二度と思い出したくない。
あんな本にはもう一生触るもんか。
十和姉からの定期連絡があった。
零は前期試験に向けてがんばっているようだ。
手紙には板チョコがついていた。
半分溶けていた。
切ない。
メモはそこで終わっている…
「バレンタインねぇ~……菅原君、チョコケーキでも作ってあげようか」
「それ、空しくないですか?」
端が破けたメモ帳がある…
四日目
命の危機だった。
それだけしか言えない。
二度と思い出したくない。
あんな本にはもう一生触るもんか。
十和姉からの定期連絡があった。
零は前期試験に向けてがんばっているようだ。
手紙には板チョコがついていた。
半分溶けていた。
切ない。
メモはそこで終わっている…
「バレンタインねぇ~……菅原君、チョコケーキでも作ってあげようか」
「それ、空しくないですか?」