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父と子の往復書簡・34日目

時計 2008/02/15

端が破けたメモ帳がある…

四日目

命の危機だった。
それだけしか言えない。
二度と思い出したくない。
あんな本にはもう一生触るもんか。

十和姉からの定期連絡があった。
零は前期試験に向けてがんばっているようだ。
手紙には板チョコがついていた。
半分溶けていた。
切ない。

メモはそこで終わっている…





「バレンタインねぇ~……菅原君、チョコケーキでも作ってあげようか」
「それ、空しくないですか?」