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父と子の往復書簡・35日目

時計 2008/02/28

少し破れたメモ帳がある…

五日目

この島の時間の流れは、外の世界とは違うらしい。
遺跡の外に出る少し前に回ってきた回覧板に、バレンタインとクリスマス実施について書いてあった。
バレンタインはともかくとして、クリスマスは遅いんじゃないかな。
菅原君に聞いたら「栗鼠だから」と言って笑っていた。
意味がわからない。

しかし、これでやたらと周りが浮ついている理由がわかった。
あちこちで仲が良さそうな男女を見かけた。
僕は特にすることもなさそうなので、また鬼城さんとこにお茶でも飲みに行こうと思った。
けれど、行ったら隼人さんと顔を合わせることになる。
それはそれでなんだか気まずい。
娘の想い人(と思われる人物)と平静に話ができるほど僕は大人じゃない。

だけど一人は寂しいからエレニアさんのところに行った。
「ウザイ」と一蹴された。
今度手合わせするイディアさんに挨拶に行った。
涼やかだけど鬼気迫る物を秘めた眼で睨まれた。
十和姉に電話したら「仕事中」と切られた。

仕方ないので菅原君を誘って焼肉を食べに行くことにした。
「奢りですか?」と聞かれたので牛丼に変更した。

メモはそこで終わっている…





「卵は自腹で追加してください」
「壱哉さんって器が小さいですね」