DayXX /Jack
- 2012/06/01 00:00
- Category: 日記ログ::ジャック
それは失われた記憶。遠いようで近い出来事。
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この世界は多少は面白味もあったが、やはりどことなく退屈であることには変わらなかった。
動き出す植物も、巨大化した動物も、黄泉から還ってきた死者も、一時の退屈しのぎにはなったが、屠ればまたすぐに暇になる。
この世界は平和だった。
危機が迫っていると聞いてはいたが、魔女にとってはまったくの平和に見えた。来訪までは地獄や魔界のような混沌とした世界を想像していたのだ。街で暴れまくる林檎など、脱力するような光景だった。巨大化したハムスターも見慣れてしまえばかわいいものだ。
「面白いことないかしら」
忘れかけていた口癖が、再び口をついて出るようになっていた。
そんな折、酒場である男の噂を聞いた。酔いが回っていたら聞き逃してしまいそうなほどに平凡で、つまらない男の話だった。極端に色素が薄いという以外には特徴もない、有象無象が闊歩する世界においては珍しいくらい没個性の男。
その男はこの世界ではなく、もう一つの分割世界、掃き溜めである否定の地にいるという。
ああ、と魔女は口を歪めて笑う。
あの男はそんなところに堕とされてしまったのか。
いつもならば進む道の片隅に転がっていた小石のことなど忘れてしまっていただろう。だが。
元の主を思い出しているのか、紫色の目が疼く。
「またあれで遊べたらいいわね」
グラスと金をカウンターに置いて魔女は酒場を出たが、彼女が立ち去ったことに気付いた者はいなかった。
某所で描いていた絵が5個たまったのでこちらに掲載。
モデルになっていただいた皆様、ありがとうございました。
30分で描けていたあの頃はなんだったんだろう。
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まだ松の内ではありますが。
リクエストいただいた寒中見舞い絵がキリイとジャック(+α)だったので、こちらにもアップしておきます。
本年もよろしくお願いいたします。
ファイル 14-1.jpg
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まずは、ご参加くださったみなさま、ありがとうございました。
あいにくの雨で会場変更やらバタバタとしてしまいましたが、みなさまのおかげで無事終了しました。
また機会ありましたら何か企画しますので、ご参加いただければ幸いです。
初めましてな方も、おひさしぶりな方も、二日前に会ったような気がする方もありがとう!
終わってみればあっという間だったけれど、ホントに楽しかったよ!
これに懲りず、またよろしく!!
参加者(表明順、敬称略)
ENo580 アルク・ビアハウト・ホップシンヨール ちえ
ENo2010 エパティカ ふみよし
ENo1907 ユウナギ/ENo2968レン/リュッケルト こあとる。
ENo2340 エリセウス・ティリアリア 歳さん
ENo3280 コネクティ・キャット エシ/テン
ENo2257 鷹守 小鳥 から/からっと
ENo348 テオドール=シュナイト クレイン
ENo779 サクラ=ヴァイスローゼン 水無月
ENo2328 サラリーマン あとい
ENo2499 草薙 飛鳥 飛鳥
ENo887 土蜘蛛/ENo3080 野良鴨 葱
ENo3243 きらら/ENo1973 エターナル 夜明詩
ENo3084 ウゥルカーヌス ぎるやま
ENo2051 フェーゴ・α Fuego
ENo1191 神無月 キリイ みなと(幹事)
一覧(Linked Eyeさん)
以下、オフレポとも言えないメモ。
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※この記事は当面一番上にくるようにしてあります。
締め切りました。
表明いただいた方には後ほど伝言にて連絡先をお送りします。
今年もやります。まさかの第3回です。
公園でピクニックしよーぜ!という一見健全な集まりです。
前回の様子はこちら。
前々回の様子はこちら。
【日程】 11/19(土) AM11:00-(雨天中止)
【場所】 新宿御苑 http://www.env.go.jp/garden/shinjukugyoen/
【内容】 芝生の上でピクニック!+夜は飲むぞオラー!
【予算】 昼の入園料200円/夜の宴会3500円
【募集人数】 昼の部 制限なし/夜の部 15名程度
【〆切】 11月4日(金) 12:00→11月10日(木)12:00(定員となり次第締め切ります)
幹事は神無月キリイ(1191)です。
面識の有無は問いません。
昼は御苑でピクニックです。
細かいところは考えていません。
芝生の上にシート引いて、閉園までひたすらアナログゲームorひたすら甘味になると思います。
昼食など、必要であればご持参ください。
公園の利用にあたっては新宿御苑の利用ガイドを熟読してください。
飲酒は禁止です。
夜はいつもの海峡です。
つまりからあげです。
昼のみ参加、夜のみ参加でも歓迎です。
昼は実質人数制限ありませんが、夜は予約の都合があるので、飛び入りは不可です。申し訳ありません。
参加ご希望の方は、
1)六命キャラクター名とENo.
2)プレイヤー名
3)ネームカード用アイコンNo.
4)ひとこと
以上を明記の上、当記事にコメントお願いします。
ゲーム持込み予定の方は書いていただけるとかぶりが少なくなっていいかも。
ネームカードはセルフォとアンジの2キャラ載せることも可能です。
ご希望でしたら両方書いてください。
以前から「行くよー」と言って下さった方もコメントお願いします。
○○して遊ぼう!とか希望あればそれもぜひ。
以上! よろしくお願いします!
提案は唐突だった。
「ここからはしばらく二人一組で行動します」
「は?」
同行の男からの宣言に魔女は眉根を寄せた。端正な顔が凶悪に歪む。相談もなしに突然告げられれば、誰でもこういう表情をするはずだ。
しかし男はそんな魔女の不満の声など意に介さず、鬼のような面構えにも臆することなく、のんびりとした口調で話を続ける。この男はいつもそうだ。全て自分のペースで動き、人の調子を狂わせる。
「平坦な旅程ではありますが、安全策を取るということで」
「は?」
安全策、と言われても理解しがたい。つい先ほどハムスターを退治するという依頼を終え、後は一直線に街へ向かうだけだ。低い山をひとつ越えると砂漠の向こうに街が見える。その砂漠も半日とかからず渡れるくらい狭いものだ。
なのに、パーティーを分ける必要があるのだろうか。
「で、私たちは夫婦で行動します」
「ああ、そういうこと」
二人の時間が欲しい。そういうことなのだろう。
男は妻を伴ってこの世界へやってきた。世界の危機がどうの復元がどうのという話は知っているはずなのだが、どうにも旅行気分が抜けていない。「おのぼりさん」としか思えないたびたびの発言には、先行きが思いやられることもあった。
そんな男のペースに少々疲れを覚えていた魔女にとって、パーティー分割の提案は悪い話ではなかった。四六時中一緒にいるよりは、時折距離を置いたほうが人間関係も円滑にいくものだ。
もっとも、このタイミングというのは解せないわけではない。さっさと踏破して街で休めばいくらでも二人きりにしてやるというのに。
「お邪魔虫は消えろってことね。わかったわ」
大袈裟に溜息をついてやる。
「いえ、そういうわけでは」
少し顔を赤らめた男に指を突き付け、黙らせる。
「それで、私はどうすればいいのかしら?」
「キリイさんはあちらの方と」
男が指差したそこには――
犬。
角が生えた、犬。
青と白の豊かな毛並みで、ユニコーンのごとく額から見事な角が生えている。狼かとも思ったが、どうにも緊張感に欠ける顔は平和に慣れきった飼い犬のそれである。
魔女は眉間に指を押し当て、これ見よがしに溜息をついた。
「このとけた顔の犬と?」
「犬じゃないよ。魔獣だよ」
少年のような声で犬が喋った。しかし獣が人語を話したところで驚くような魔女ではない。何しろこの世界ではタワシが意思を持って飛んでくるのだ。無機物でそれなのだがら、動物が人と変わらぬ知性を持っていても不思議ではない。
「犬じゃない」
「魔獣だよ」
「犬以外の何だって言うのよ」
「魔獣」
「好きな食べ物は?」
「骨付き肉」
「自分は犬と認めたほうが楽よ?」
「魔獣」
「じゃあ私の狗におなり」
「お断りします」
「犬の分際で私に歯向かう気? 特製の首輪付けるわよ、この犬っころ!」
「魔獣だってば!」
魔女と自称魔獣は押し問答を繰り返す。「後は二人でごゆっくり」と囁いて男は去って行ったが、魔女も獣もそれに気付いた様子はない。
この一人と一頭の間に大猪が割って入ってくるのは、この後すぐのことである。
某所でやってたレンタル絵が5個たまったのでこちらで掲載。
「目標30分でがりがり描く」がコンセプトなので、雑な点は目をつぶっていただければと。
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